2/19 下北沢近松 LiveReport

2022.2.19(Sat)
▷イベント名 : 
 フィルフリーク
 4つの恋のはなし。リリース記念イベント
 『恋のフィル騒ぎ』2つめの企画。

▷会場 : 下北沢 近松
▷出演 : フィルフリーク / シロとクロ / ORCALAND 

恋のフィル騒ぎ』と題された4ヶ月連続リリースを行うフィルフリークのリリースイベント2日目。

トップバッターは数日前にオーディションで優勝を果たしたORCALAND
SEの中、こーてぃん(Dr)が「恋のフィル騒ぎ起こそうぜ!よろしく!」と気合の挨拶
今回のフィル騒ぎは『3.2.1』で始まった。
曲間MCは”こーてぃん節”を発揮してフロアの緊張をほぐす。
しかし演奏は一切の隙を与えることなくどこまでもエモーショナル
ラスト「音楽を愛するあなたへ。アルコールを愛するあなたへ。」と『やってらんねえ』を
ガツンとロックに、そしてストレートにフロアへ突き刺した。
今日も優勝しか目指していない
そんな気迫がラストまでサウンドに乗っていた。

続いてのステージはフィルフリークとは数年ぶりの対バンとなるシロとクロ
甘いマスクでスタイリッシュながら、腰には常に拳銃を隠し持っているかのような尖った顔も併せ持つ。
一曲一曲丁寧に仕上げつつも、ロックな精神が見えるところも彼らの魅力だろう。
曲間MCではフィルフリークへの愛のあるいじり。
長い付き合いのバンド同士ならではの信頼関係が伝わってきた。

ラストは主催フィルフリーク
1曲目は2019年にROAD TO EXに挑戦中に書き下ろした、フィルフリークの中でも特にPOP色が強い『eisei』。
アウトロのピアノでフロアを落ち着かせたかのように思った瞬間、『生きてる』『朝日を待つ』と怒涛の勢いで攻め立てる。
朝日を待つ』ではサビのビートにORCARANDのやってらんねえ』のメロディを重ね、フロアを沸かした。
続いて“恋のはなし。”から2曲『ブルーライドレター』『スレチガイ』、そして『ホワイトストロベリー』とフィルフリークの最大の特徴とも言える男女混声を生かした恋愛ソングを3曲続けて披露。
広瀬とうき(Vo/Gt)はMCで
「すいません。ごめんなさい。が口癖になって、謝ってばっかり。だけどそんな自分だから書ける歌があって、ついてきてくれるメンバーがいて、信じてくれる人たちがいて、愛してくれるあなたがいる。」と語る。
そして『サイドストーリー
イントロの中「音楽が無いと主役になれないんだよ!」と、
そして大サビ前には「俺はライブが大好きだ!」と、素直な言葉を熱を帯びたサウンドに乗せて刺しにいく。
リリースのタイミングでドラマや映画を自主制作したり、配信番組を制作したりと時代に合わせてSNSでの発信に力を入れているフィルフリーク。
しかし、そんな彼らの根底はデジタル時代に馴染みながらも、
アナログな魅力を決して忘れずに常にフロアを見つめる”ライブバンド”だと言う事が証明された1日だった。

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