▷2022.1.22(Sat)
▷イベント名 :
フィルフリーク
4つの恋のはなし。リリース記念イベント
『恋のフィル騒ぎ』1つめの企画。
▷会場 : 下北沢 近松
▷出演 : フィルフリーク / Seven Billion Dots / minori
『恋のフィル騒ぎ』と題された4ヶ月連続リリースを行うフィルフリークのリリースイベント初日。
トップバッターはフィルフリークとは今まで接点はありつつも対バンの機会が無かった東京都町田発ロックバンドminori。
若きエモーションがしっかりとサウンドに現れ、フロアの一人一人に確実に刺していく。
曲間MCでは、さいとうれい(Vo/Gt)が主催フィルフリークとの出逢いを語り、
「とうき君が好きな曲やります。」と発し『シネマ』を演奏。
最後の一音までフロアに目が向けられており、ライブハウスを愛する気持ちが強く伝わってきた。
続いてステージには
プライベートでの親交もあり地方サーキットイベントで顔を合わせることもあったSeven Billion Dots。
『Stay With Me』のイントロが鳴り渡った頃にはすでにフロアは” セブドワールド ”だった。
Masafumi(Vo/Gt)の優しさと強さを掛け合わせた歌声を、双子の兄ken(Gt)の艶やかで抜けの良いギターサウンドと弟Lyo(Dr)の楽曲のツボを的確に突くドラミングがさらに前へと押し出していく。
会場の誰も目を離させない、という想いがサウンドから伝わってくるステージだった。
ラストは主催フィルフリーク。
オープニングSE、KAGEROの『LOVE AND HATE』が鳴り響き、軽快に登場するメンバーたち。
立ち位置に着き顔を見合わせと、SEのフェードアウトに合わせてゆっこ(Vo/Key)のピアノが静かに、そして優しく会場を包む。
フィルフリークの第一音は『ホワイトストロベリー』。
アウトロの情熱的なギターソロが決まり、バンドサウンドが会場を煽る。
広瀬とうき(Vo/Gt)のギターをかき鳴らし『朝日を待つ』『生きてる』と続き、熱く湧いたフロアに踏み込むように『道端日和』のビートが続いた。
MCを挟み先週リリースされたばかりの新曲『スレチガイ』。
サビ頭の迫力やギターソロの熱量が特にライブ映えする楽曲だ。
そして続けて「0つめの恋のはなし。」としてMVも公開された『ワンルームヒストリー』がフロアを優しく刺す。
ラストはキラーチューン『サイドストーリー』。
余力を残す事無く楽しみたい、という気持ちがサビで高く上がるフロアの拳から伝わってきた。
メンバーはその気持ちをさらに煽るように楽器を振り上げ、頭を揺らし、フロアと呼応していた。
そして最高潮の熱を帯びながら幕を閉じた。
セットリスト、サウンドメイク、MCの言葉選び、どれも嫌味のない素直でピュアなライブに対する想いが詰まっていた。
「あなたの日常を少しドラチックに」
フィルフリークのライブはまさにその言葉を体現している。