3/21 下北沢近松 LiveReport

2022.3.21(Mon)
▷イベント名 : 
 フィルフリーク
 4つの恋のはなし。リリース記念イベント
 『恋のフィル騒ぎ』3つめの企画。

▷会場 : 下北沢 近松
▷出演 : フィルフリーク / CODE OF ZERO シャンプーズ

恋のフィル騒ぎ』と題された4ヶ月連続リリースを行うフィルフリークのリリースイベント3日目。

トップバッターはフィルフリークとは数年ぶりの対バンとなる
“下北沢発エナジーポップバンド”シャンプーズ
モミー(Vo/Gt)が「ロケットスタートをきめるバンド、シャンプーズ」と高らかに自己紹介して
『ナイトライダー』で思い切りアクセルを踏み込んだ。

怒涛の勢いで一気にフロアを沸かせたかと思えば、
樹里(Gt)はステージ天井のスクリーンの枠にギターを乗せるパフォーマンスさらにテンションを上げていった。

MC では「彼氏のいる女性を好きになった」という実話を元に描かれたフィルフリークの新曲”Lala”に対し、「相変わらず女々しい男だな!」と愛のあるいじりを見せた。

大迫力の音とステージングを次々と繰り出し、
曲間にも「ボコボコにしてやる!」「負けねぇぞ!」と発する程に
フィルフリーク、そして今日の企画に対しての気合いと愛情を見せつけてくれた。

続いてのステージはフィルフリークとは初の対バンとなるCODE OF ZERO
屈強な楽器隊がエモーショナルかつ繊細な0C(Vo)の歌声を押し出す。
WHAT IS THE BRAVE?』から始まり、『READY FOR ACTION』『QAdream』で
フロアを踊らせ、上がりきったボルテージに呼応するように0Cが拳を上げる。
下北沢近松のステージを目一杯使ったステージングはラストの一音までフロアに一瞬の隙も与えず心を掴み続け、次のフィルフリークへと繋いだ。

先鋒シャンプーズとは明らかに異種格闘技戦ではあったが、
どちらも”破壊力のあるライブバンド”ではあり、気持ちの良い組み合わせとなっていた。

ラストは主催フィルフリーク
広瀬とうき(Vo/Gt)がOPSEをギターでフェードアウトさせ、
シャンプーズCODE OF ZEROに感謝を述べ、『朝日を待つ』でフィルフリークが始まる。

続けて『生きてる』でライブバンドを体現する。
小竹巧(Gt)は大きく口を開けてサビを熱唱しながら熱いギターを弾ききった。

曲間MCでは、
シャンプーズ、俺の母親が大ファンです。
シャンプーズが出てくれたおかげで一つ親孝行が出来ました。
と広瀬の素直でリアルなトークが会場を笑顔にさせ、

“恋のはなし。”から『ブルーライドレター』『スレチガイ』を2曲続けて演奏。
「ほぼ実体験で曲を書いてます。」と先週リリースした新曲『Lala』を披露。
ライブ初披露という事もあり、メンバーの顔からは期待と緊張が少し見えた。

続けてキラーチューン『ホワイトストロベリー』。
男女混声バンドならではの見せ所である広瀬とゆっこ(Vo/Key)の掛け合いでは身体ごと見つめ合い、
一層熱のこもった歌声を聴かせた。

ラスト『サイドストーリー』はフロアに上がる拳を一つ一つ噛み締めるように見つめながら演奏する。
“メンバーそれぞれの個性豊かな表情が映える楽曲”というのは
ライブに足を運んだ人はより一層感じる事だろう。

『サイドストーリー』でフロアとステージの熱が最高潮に達したところでツカダユウキ(Ba)が
シャンプーズの樹里のパフォーマンスを真似てベースをスクリーン枠に乗せた。

公演終了後、フロア前方には天井に乗ったベースの写真を撮る人集りが出来ていた。

これにて3ヶ月連続での企画は終了し、
残る”フィル騒ぎ”は5/20(金)下北沢シャングリラのみとなった。

それぞれの企画で個性豊かなメンツを揃え、
様々な刺激を受けて成長したフィルフリークの最後のフィル騒ぎが楽しみだ。

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